Top日本語Top5年間の軌跡第2章-2 サイトマップ

第2章
任意団体設立から法人設立まで
(その2)

●1998年度の活動

 (1) 多言語情報誌
 「インフォメーションふじみの」は97年7月に創刊号をだしてから、99年3月で20号になった。発行部数は当初の400部から800部になり、7ヶ国語でスタートした使用言語も中国語・韓国語・タガログ語・タイ語・英語・ペルシャ語・ポルトガル語・スペイン語・日本語の9ヶ国語になった。テーマは休日診療所・ごみの出し方・地震・健康・日本語教室・秋の行事・年末年始と日本文化・図書館・公民館・市役所・保健センター・悩み事相談・外国人登録・職業紹介所・結婚・母子手帳・育児・予防接種等外国籍の人たちに役立つ生活に密接したものを取り上げてきた。生活情報誌として地域に住む外国籍の方々に大変よろこばれている。
 なお、編集者にこの分野のプロである岩田仁が加わり、また11号からは表紙のデザインも変わった。

 (2) チャタ−ボックス
 大井町日本語クラス時代から続いている外国籍の人たちとの交流を目的としたチャタ−ボックス(おしゃべりの会)は、毎月第2、第4日曜日の午後に開かれている。第2日曜日は茶話会、第4日曜日は各国の手作りの母国料理を囲んでのパーティで、毎回10〜50名近い人たちたが集まり楽しい一時を過ごしている。既に11ヶ国の料理が紹介され、延べ500名以上の人たちが参加している。料理やおしゃべりに加え、邦楽、ハワイアン、奇術、ゲーム等で楽しさも増している。また、上福岡市の助成金により講師を招き、お茶会や生け花教室も開かれた。
 また第2日曜日には、会員や篤志家から寄付された品物や、ソーイングクラブで試作された製品による定例バザーも開かれている。

 (3) 国際子どもクラブ
 毎月第2、第4土曜日、大学生や高校生のボランティアにより運営されてきた。午前中は学習、午後は遊び。当日は子ども達の送迎にボランティアの会員が協力している。5月と11月には遠足、8月には小中学生を対象にサマースクールを開講した。また神奈川県藤野町での“山の学校”には20人が参加し、自然の中で楽しい夏の合宿生活を体験した。

 (4) ソーイングクラブ
 外国人妻が日本で就職し、自立を支援する為、技能研修の1つとして洋裁教室を開くことになった。1台の工業用ミシンとミシン台を購入してスタートした。その後会員や一般の市民からの寄付で、ロックミシンを含め工業用ミシンが5台揃った。月に8〜9回の活動を続けている。教室で試作されたサンプルはバザーで販売された。

 (5) 語学教室
 8月からセンターにも日本語教室が誕生した。毎週火曜日10時〜12時に開かれている。9月には韓国籍のボランティアによる韓国語教室も始まり、12月には中国語教室もスタートした。外国籍の人たちが無料で母国語を教えてくれる教室で、勉強しながら楽しく交流している。

 (6) 悩み事・生活相談
 この1年間に外国籍の人たちから受けた悩み事・生活相談は74件もあった。5日に1回何らかの問題が持ち込まれている勘定になる。病気・出産・就職・外国人登録などいろいろである。役所・裁判所・ハローワークへの同行、証明書の翻訳、病院での通訳等その活動も多岐にわたっている。宿泊施設の提供も5件あった。法律上の知識が必要になる場合もあり、ボランティアスタッフが勉強しながら対応するケースも多々あった。センターに来るだけで心が休まるという人たちも多いようである。

1998年度の悩み事・生活相談の内容 同行 通訳・翻訳 住居の提供 その他 合計
外国人登録・保険加入・役所関係・その他 13     2 15
ハローワーク・内職相談・会社面談等 就職関係 15 3   2 20
入管・裁判等 法律関係 6 4     10
子どもの認知・出産証明・国籍取得等 各種証明書関係 1 5     6
出産・入院・発病等病院関係 3 4     7
家出・離婚・家庭内暴力等家族関係 7   4 5 16
合  計 45 16 4 9 74

 (7) 2市2町の行政、公民館、学校等への協力
 センター開設以来、2市2町の行政及び公民館から国際交流イベントへの協力依頼がこの一年間に5件あった。また国際理解に関する講師派遣は地域外を含め7件あった。日本人スタッフとともに地域に居住する外国籍の人たちの活躍する場も開かれ、一般市民の国際理解を深める上で役立つものと期待される。
 また、4月にはセンターのよびかけで、地域にある5つの日本語教室のボランティア連絡会が結成された。この連絡会は地区持ち回りで四半期ごとに会合し、情報交換や相互協力について協議し、一定の成果をあげている。

国際理解講座
 (8) 県内及び県外での活動
 埼玉国際協力協議会(さいたまNGOネット)
 センター仮オープン後、埼玉県内のNGOネットワーク組織である「さいたまNGOネット」に加入した。98年2月、彩の国さいたま国際協力フォーラム(第3回)に初めて実行委員を派遣し協力した。また、8月「会員のつどい」がセンターで開催され、その活動が県内のNGO団体から注目された。99年2月に行われた西部フォーラム(第4回)は大井産業文化センターで開かれ、センターが事務局として企画・運営を担当した。
その他、98年12月、彩の国さいたま国際フェアにセンターの紹介とバザーではじめて参加、以後毎年参加している。
 また98,99年のアースディ・イン・川越にも参加している。

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