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第3章
NPO法人「ふじみの国際交流センター」の歩み
(その1)

●1999年度の活動

 (1) 国際交流事業
 チャタ−ボックス、国際子どもクラブに加え外国人講師による料理教室の開設と小中学校に外国人スタッフを派遣し、児童生徒と交流する国際理解講座を開始した。

 料理教室の開設
 高学歴で、母国ではいろいろな分野で活躍していたのに、日本では活躍の場がなかったインドネシアの女性のために、自己実現・社会参加の場として「母国の料理を教える」教室を月一回開くことになった。会費の一部は母国の為に使いたいという彼女、若い子育て中の主婦がたくさん子ども連れで参加する楽しい教室となった。その後、各国出身の女性により母国料理が紹介されている。

 国際理解講座の開始
 小中学校へ外国籍のスタッフを派遣して、特別授業として子ども達と交流し、国際理解を深める活動をはじめた。これは2002年4月から始まる総合的学習の時間の先駆者的な活動となった。

 (2) 多言語情報提供事業
 日本財団の助成により、印刷機が導入され、情報誌のセンターでの印刷が可能となった。

 「インフォメーションふじみの」
 インドネシア語が加わり、10ヶ国語になった。また(財)埼玉県国際交流協会の助成金により、既刊の情報誌の統合版を作成した。これは新たに来日する外国人のための生活ハンドブックとして役立つもので、第1段として中国語・韓国語・タガログ語版を発行した。

 (3) 多言語学習事業

 取り出し授業の開始
 98年9月、三芳町唐沢小学校6年にペルーの女生徒が転入してきたが、日本語が全然分からないので、みよし日本語教室に助けを求めてきた。そこでボランティアが毎日学校に出張して1〜2時間日本語指導を行った。
 活動は、99年4月、この女生徒が三芳東中学校に進学と同時に、「取り出し授業」として継続的に行うことになった。この年転入してきた韓国籍、タイ国籍の小学生に対しても同様に取り出し授業を行うことになった。

 (4) 生活支援事業

 パソコン教室の開設
 外国籍の人たちの技術指導を目的に、センターに寄贈されたパソコン8台を整備し、4月からパソコン教室がスタートした。福田講師の丁寧な指導が評判で、希望者が多く、毎週土曜日の入門コースと第1・第3日曜日の中級コースは、全て予約満杯の状態が続いている。02年3月からは,木曜日に実践コースが佐藤講師によりスタートした。

 悩み事・生活相談
 この一年間で外国籍の人たちから受けた悩み事・生活相談は、全部で89件あった。入管法が変わり、2月18日に新しく施行された不法滞在罪についての相談を含めると100件を超える。子どもに関することが一番多く、全体の半数を占めている。相談内容が多岐にわたり、法律の知識が必要になる事もある。外国籍の人たちから「センターに行けば相談できるので安心」と信頼されている。


 (5) 地域との交流・受託事業

 上福岡市より5ヶ国語の市民ガイドブックの翻訳を委託され、これを完成した。2市2町の行政、公民館、学校などからイベントや講演会へ協力要請も多く、外国籍の人たちが活動する場はさらに広がった。その他、外国籍の人たちに対し、富士見市より相撲部屋見学会、文楽を成功させる会から上福岡市での文楽公演への招待等、地域からの温かい支援も多かった。地域社会との交流も一段と深まりつつある。


 (6) 地域外での交流活動

 さいたまNGOネットワーク(IT)に加入し通信用のパソコンの貸与を受けた。また、彩の国NPOフォーラム「2000年、NPOのあるくらし」NPO等人材活用サポート事業に実行委員を派遣し、協力した。

 1月、(財)県民活動総合センターで、当センターのスタッフを講師とする、まなびあいセミナー「Let’s do 国際協力・初めの一歩」を4回にわたり開催した。
特記事項として、センターは平成11年度彩の国国際貢献賞を受賞し、2月25日表彰式が行われた。


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