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「ハローフレンズ」 2010年6月号

データで見る外国籍市民

全国、埼玉、そして地域でも増加する外国籍市民
子どもたちへの教育をどうするかが大きな課題

ふじみ野地区でも増加する外国籍市民
 埼玉県がそのホームページで公表したデータによると、2009年末における埼玉県内の外国人登録者数(速報値)は12万3,593人(グラフ@)。前年が12万2,131人だったので、1.2%の増加となった。埼玉県の2010年1月1日現在の推計人口が717万4,179人なので、人口の約1.7%が外国籍市民ということになる。


 一方、こうしたデータをふじみの国際交流センター(FICEC)が主な活動範囲としている埼玉県内二市一町(富士見市、ふじみ野市、三芳町)について見てみると、2009年末の外国人登録者数(速報値)は3,818人で、前年比9.3%の増加(グラフA)。埼玉県全体よりもかなり大きな増加率となっている。同じように2010年1月1日現在の推計人口(25万475人)中の割合を算出してみると、約1.5%となっている。


 こうした外国籍市民の増加は、全国的に起きていること。全国の外国人登録者数は、この記事を執筆している2010年5月の時点では2008年のデータまでしか公表されていないが、2008年末で221万7,000人。グラフBでみるとおり、この10年間増加の一途をたどっており、「過去最高」を更新し続けているところだ。


 グラフCは、こうした国全体、埼玉県内、二市一町の外国人登録者数の増加率を見たもの。それぞれ、1999年の登録者数を100としてその後の増加をみてみると、いずれも右肩上がりで伸びている。とくに二市一町の増加率が高く、この10年間で89%の増加と、ほとんど2倍近い外国籍市民が日常的に暮らすようになっている。


「教育」に関する相談が大きな割合
 ふじみの国際交流センター(FICEC)は、地域に住む外国人に同じ地域住民として生活情報提供、生活相談などを行っている団体だが、グラフDのように、FICECが受ける「生活相談件数」は2004年度以降、右肩上がりで増加しているところだ。


 さらに、その相談件数を内容別に分けたのがグラフE。項目として、例年もっとも多いのが「教育」に関する相談となっている。


 それに関連して掲載したグラフFは、近年の日本における結婚の状況を示したもの。例年、外国人と日本人との国際結婚が3〜4万件に達しているが、ことに多いのが「夫・日本人、妻・外国人」での国際結婚で、日本人の結婚総数の約4〜5%を占めている。このケースでは、女性が再婚ですでに子がいる場合には、結婚と同時に母国から子を呼び寄せて、ともに暮らすことになる。FICECへの生活相談も、学校との連絡、日本語や学習に関する事柄など、教育に関する相談が多くの割合を占めている。


 グラフGは、文部科学省で毎年行っている「日本語指導が必要な外国籍児童生徒に関する実態調査」のデータだが、すでに述べたような外国人登録者数の増加、国際結婚の状況を反映するかのように、日本語指導を必要とする子どもたちが増加している。


 文部科学省では、昨年12月から有識者等による「定住外国人の子どもの教育等に関する政策懇談会」を開催し、今年5月19日に、その検討を踏まえた今後の「政策のポイント」を公表した。それによると、こうした外国籍の子どもたちに対する「日本語指導体制の整備」「進学や就職に向けた支援の充実」などをポイントとして挙げている。具体策はまだこれからだが、われわれ市民レベルでも、こうした課題について具体的な方法を考えていく必要がある。(文・内藤忍)

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